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家庭菜園のバジルの葉が、見るも無残な様子になっていました。アクアパッツァやパスタに大活躍しいていたバジルの危機!
園芸初心者で怠け者の私もようやく立ち上がりました!一体、敵はどこのどいつだ?
目次
バジルがドンドン食い荒らされる!犯人(虫)は誰だ!
ホシはヨトウムシなのか?
ボロボロになったバジルの葉っぱをひっくり返してみても、犯人(虫)はなかなか正体を現しません。
姿が見えないことから、はじめは「ヨトウムシなのか?」と思っていました。
ちなみに、ヨトウムシは、ヨトウガの幼虫です。ヨトウガは8~10月に葉に卵を産み付けます。
生まれた幼虫は、昼間は土中に姿を隠し、夜になると土から這い出してきて植物に取りつき、葉や茎を食い荒らしてしまいます。「夜盗虫(ヨトウムシ)」という名称はこういった生態から来ています。
ヨトウムシだった場合、一番シンプルな駆除法は夜日が沈んだ後に菜園に行き、植物を懐中電灯で照らしてヨトウムシを見つけて取り除くことです。
葉っぱに絡まった糸のナゾ
ところが、家の被害者バジルの葉っぱをよく見たところ、以下の点に気が付きました。
- 蜘蛛の巣のような糸が食われた葉っぱに絡まっている
- 食われた葉っぱは黒っぽくちぢれている
- 黒い糞が葉っぱに落ちている
初めはヨトウムシの仕業と思っていたものの、ネットを調べてもヨトウムシの食害に「糸」についての記述は見当たりません。
しかし、「蜘蛛の巣のような糸」が絡まっている場合にはベニフキノメイガの幼虫による食害である、というネット記事を見つけました。
「もしかしたらバジルを食い荒らしているのはヨトウムシではなく、『ベニフキノメイガ』なのかも?」という疑惑が生じてきました。
ベニフキノメイガってどんな害虫?
ベニフキノメイガは、名前の通り、蛾の一種です。
メイガ類には農業害虫と呼ばれるものが多く、例えば、
穀類や乾燥加工食品を食い荒らすスジマダラメイガ、ノシメマダラメイガ
アブラナ科、ダイコン、ハクサイなどの害虫ハイマダラノメイガ
シソ科につくベニフキノメイガ、等、さまざまなメイガが存在します。
共通点は、
- 成虫は食べ物を取らないので食害はない
- 食害を及ぼすのは幼虫のみ
ということ。
で、ベニフキノメイガに話を戻します。
ベニフキメイガの外見
成虫は7~8mm。黄色地に赤褐色の帯斑があります。
幼虫は白色で不明瞭な黒い斑点があり、成長するにしたがって体色が赤色系または黄緑色系になります。
ベニフキメイガによる被害
1、2齢幼虫は葉は巻かず糸を絡ませて葉の表面を食害する。3齢幼虫から葉の一部を折り曲げ、糸でつづり合わせて食害する。2~3枚の葉をつづり合わせることもある。老齢幼虫になると、茎の一部を傷つけ、萎れさせてから加害するので、枯死した葉が目立つようになる。
参照:https://www.pref.aichi.jp/byogaichu/seitaitoboujyo/siso/benihukinomeiga.html
ベニフキメイガの被害作物
シソ、エゴマ、およびシソ科のハーブ。
※シソ科には、バジル、ローズマリー、ミント、ラベンダー、セージ、タイム、マジョラム、オレガノ、レモンバーム等が含まれます。
家のプランター家庭菜園では、バジルをはじめとして、ローズマリー、ミント、タイム、オレガノの飼育を始めたところなので、ベニフキメイガの存在はマジ脅威です(;´・ω・)
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バジルの葉を食い荒らす犯人(虫)を激写!
おそらく葉を食い荒らす害虫は「ベニフキノメイガ」だと予想はついたのですが、まだ実物を見ていないので断定はできません。
ホシを現場で見つけるべく、頻繁にバジルのプランターを見に行くようにしました。
数回の張り込みの後、
ある朝、プランターを見に行くと・・・・
いた!
ついにホシを発見!!!!
ネットの画像で確認しましたが、これはもう「ベニフキノメイガ」に間違いありません!
ちなみに、この幼虫、動きが素早いです。危うく姿を見逃すところでした。
鶏フンに擬態しているキアゲハ幼虫とは対照的ですね。
逃げられる前にバジルの葉ごと切り取ってご退場願いましたw
おわりに
バジルの葉はボロボロになりましたが、取りあえず犯人が割れて本当に良かったです( ´艸`)
具体的なベニフキノメイガ対策に関してはまた別の記事にて・・・
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